小林製薬の「紅麹サプリ」問題は、大きな話題になっています。これまで安全で、健康のためにと飲んでいた「機能性食品」に人体に害をもたらす成分が含まれ、多くの人々が腎臓障害を引き起こしたからです。実は年を取り、70歳も過ぎると、飲む薬にも気をつける必要がでてきます。年を取ると、代謝機能が落ち、薬が体内に存在する時間が長くなり、副作用が出やすくなるからです。本書は、年を取ったら、摂取に気をつける薬やサプリ、現在飲んでいる人が安全にやめていくには、などについて、ベストセラー連発の和田秀樹医師が説明し、なおかつ、なぜ、そんな薬を医者が使うのか、と医療界の闇を追及していきます。健康になるために飲む薬が、かえって害を引き起こす。そんなことにならないための必読書です。