「楽しむ力」が心の免疫力を高める

概要

楽しい気持ちでいる時、機嫌のいい時は、心は元気です。また、食欲もあり、積極的に行動でき、よく眠れます。体の調子もよいのです。心の状態が良い人、活発でほがらかな人は、免疫細胞も活発化しています。たとえ病気になっても、治癒力が高い。また、ほがらかで何でも楽しもうとする人の方が、病気を未然に防ぐ力、免疫力も高い。心の元気は、体の元気にすぐにつながるのです。楽しもうとすること。何か困難なこと、嫌なことがあっても、それに引きずられず、人生を楽しもうとすることが、病を寄せつけない元気な人生を後押しします。病気を治すことにもプラスになるのです。
心の元気が、体の免疫力には何より大事なのです。否定的な考えや、悲観的な考え、「我慢しながら生きる」ことも、体の免疫力を下げることにつながります。どうやって日々のストレスに対処して、心が楽しめるようにするか。日々を楽しむ力をつけるか。精神科医・和田秀樹先生が本書で提案します。